お中元に添える一言メッセージ — 取引先・上司・親戚別の例文と添え状マナー
お中元の品物に添える一言メッセージ・添え状の例文を、取引先・上司・親戚・友人の関係別にまとめました。送る時期や表書きの基本マナーも合わせて解説します。

お中元は、日頃お世話になっている方へ感謝を伝える夏の贈り物です。最近はカードや短い手紙を添えて送るスタイルが増えてきました。品物だけでは伝わらない気持ちを、一言メッセージで添えるだけで印象は大きく変わります。
この記事では、お中元に添える一言メッセージや添え状の例文を、取引先・上司・親戚・友人の4つの関係別にまとめました。お中元を送る時期や表書きといった基本マナーも、迷わない程度に簡潔に解説します。
お中元メッセージ、3つの基本構造
- 時候・健康を気づかう一言(「猛暑が続きますが、お変わりございませんか」)
- 日頃の感謝(「平素は格別のご厚情を賜り...」「いつもお気にかけていただき...」)
- 贈り物への一言と相手の健康への祈り(「ささやかですが、お納めください」「ご自愛ください」)
「時候→感謝→品物紹介→健康への祈り」の4ステップが、どの相手にも通用するお中元メッセージの黄金型です。短いカードでも、この順番を意識するだけで品のある一通になります。
取引先へのお中元メッセージ例文
取引先宛は、会社対会社のやり取りなのでフォーマルな文体が基本です。「拝啓・敬具」を入れた正式な添え状もありますが、最近はカード一枚に簡潔にまとめる形も増えています。
取引先へ・カード短文
1. 王道・取引先カード
拝啓 盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。 感謝のしるしに心ばかりの品をお贈りいたします。ご笑納いただけますと幸いです。 暑さ厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 敬具
拝啓・敬具を入れた最もフォーマルな型。新規取引や初めて贈る相手に。
2. 取引先・短いカード
盛夏の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。 日頃のお引き立てに感謝し、心ばかりの品をお送りいたします。 暑さ厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
拝啓を省いた簡潔型。同封カードのサイズが小さい時に。
3. 長年お世話になっている取引先へ
毎夏変わらぬご厚誼に、心より御礼申し上げます。 本年も心ばかりの品をお送りいたします。お納めください。 お身体ご自愛のほど、お祈り申し上げます。
「毎夏変わらぬ」は長期取引相手にだけ書ける温度のある一文。
上司・恩師へのお中元メッセージ例文
上司・恩師へ
4. 直属の上司へ
○○部長、暑中お見舞い申し上げます。 日頃のご指導に感謝し、心ばかりの品をお送りいたします。 お忙しい毎日と存じますが、どうかご自愛くださいませ。
「日頃のご指導に感謝し」は上司宛の定番。砕けすぎず堅すぎない。
5. かつての上司・恩師へ
ご無沙汰しております。猛暑が続きますが、お変わりございませんでしょうか。 在職中は大変お世話になり、いまもその学びに支えられております。 心ばかりの品ですが、お納めいただけますと幸いです。
「いまもその学びに支えられて」は、退職後・卒業後の恩師への温度ある一言。
6. 上司・短文カード
○○さん、いつもお世話になっております。 暑い日が続きますので、夏らしい品を選びました。 どうかご自愛くださいませ。
「夏らしい品を選びました」は、ゼリー・ビールなど季節感のある贈り物に。
親戚・親族へのお中元メッセージ例文
親戚・親族へ
7. 義理の両親へ
お父さん、お母さん、ご無沙汰しております。 暑い日が続きますが、お変わりありませんか。 夏らしい品を選んでみました。みなさんで召し上がってください。 お身体に気をつけて、よい夏をお過ごしください。
義理の両親には敬語ベースで、温度を一段上げた家族感を。
8. 親戚・伯父伯母へ
○○おじさん(おばさん)、ご無沙汰しております。 いつも温かく気にかけてくださりありがとうございます。 ささやかですが、夏のご挨拶をお送りいたします。 暑さ厳しき折、どうかご自愛ください。
「気にかけてくださり」は、距離はあるけれど温かい親戚への定番。
9. 遠方の祖父母へ
おじいちゃん、おばあちゃん、お元気ですか。 暑い日が続くので、心配しています。 冷たいものを送りました。よかったら食べてくださいね。 また帰省したときに、ゆっくりお話しさせてください。
祖父母宛は敬語にこだわらず、近況と帰省予定をひと言入れると喜ばれます。
10. 親戚・カジュアル短文
ご無沙汰しております。お変わりありませんか。 夏のご挨拶に、心ばかりの品をお送りします。 お盆にまたお会いできるのを楽しみにしています。
「お盆にお会いできるのを」は、夏のお中元ならではの温度ある一文。
友人・知人へのお中元メッセージ例文
友人・知人へ
11. 親しい友人へ
暑い日が続くね。元気にしてる? 夏の挨拶に、ちょっとしたものを送ったよ。 また近いうちにゆっくり会おうね。
親しい友人には敬語不要。「会おうね」の一言が距離を縮めます。
12. 友人カップル・夫婦へ
ご無沙汰しています。お変わりありませんか。 夏のご挨拶に、ふたりで楽しめそうな品を選びました。 また都合のいい時に集まりましょう。
「ふたりで楽しめそうな」は、夫婦宛のお中元らしい配慮表現。
13. 知人・カジュアル丁寧
暑中お見舞い申し上げます。 いつもお世話になっております。 心ばかりですが、夏のご挨拶をお送りします。 どうぞご自愛ください。
迷ったらこの形。知人にも親戚にも使える万能カジュアル丁寧型。
お中元の基本マナー(時期・表書き)
送る時期
- **関東**: 7月初旬〜7月15日頃まで
- **関西・西日本**: 7月中旬〜8月15日頃まで
- **全国共通の目安**: 7月15日までに届くように手配すれば、ほぼ確実
- **時期を過ぎた場合**: 「暑中御見舞」(立秋まで)、「残暑御見舞」(立秋以降〜8月末)に表書きを変更
表書き(のし)
- 通常: 「御中元」または「お中元」(紅白蝶結びの水引)
- 立秋を過ぎたら: 「暑中御見舞」「残暑御見舞」に切り替える
- 目上の方に「御見舞」は使いにくいので「暑中御伺」「残暑御伺」が無難
- 喪中の相手には水引なしの無地短冊で送る(祝い事ではなく季節の挨拶として)
「お中元」は基本的に毎年継続するもの。一度送り始めたら、翌年以降も続けるのが礼儀です。「今年限り」にしたい場合は、表書きを「御礼」に変えて区切りをつける方法もあります。
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無料で寄せ書きを作るよくある質問
- Q. お中元を送りそびれてしまいました。どうしたらいいですか?
- A. 7月15日を過ぎてしまった場合は、表書きを「暑中御見舞」(立秋まで)または「残暑御見舞」(立秋〜8月末)に変えて送ります。目上の方には「暑中御伺」「残暑御伺」が無難です。9月以降になってしまった場合は無理に送らず、お歳暮の時期まで待つほうが自然です。
- Q. 添える一言メッセージは手書きと印刷、どちらがいいですか?
- A. 可能なら手書きが望ましいですが、字に自信がない方や枚数が多い場合は印刷でも失礼にはあたりません。印刷の場合も、最後の一行だけ手書きで「ご自愛ください」と添えるだけで印象が大きく変わります。取引先など枚数が多い場合は印刷ベース+宛名手書きで十分です。
- Q. 喪中の相手にお中元を送ってもいいですか?
- A. お中元は祝い事ではなく季節の挨拶なので、喪中の方に送っても問題ありません。ただし、紅白の水引は避けて、無地の短冊や白い掛け紙で送るのが配慮です。四十九日が明けていない場合は、時期をずらして残暑見舞いとして送るほうが落ち着きます。
- Q. お中元は毎年同じ相手に送り続けないとダメですか?
- A. 基本的にお中元は継続するものとされています。一度始めたら翌年以降も続けるのが礼儀です。事情があって今年で区切りたい場合は、表書きを「御礼」に変えて贈ると、自然に終了の意思が伝わります。または、お中元はやめてお歳暮だけにする、という形にする方も増えています。



