退職する人への寄せ書き例文40選 — 上司・同僚・後輩別の書き方完全ガイド
職場の退職者への寄せ書きで、立場別(上司・同僚・後輩)に40個の例文と書き方のポイントをまとめました。ビジネスマナーを押さえつつ、心のこもったメッセージを書くためのテンプレ集。

職場で退職者へ寄せ書きを書く場面は、卒業の寄せ書きとはまったく違うルールが必要になります。最大の違いは「上下関係と敬語」と「内容が会社の関係者全員に読まれる前提」だということ。
この記事では、退職する上司・同僚・後輩それぞれに使える例文を計40個まとめました。ビジネスマナーを守りながら、テンプレで終わらない一行を加えるコツも紹介します。
職場の寄せ書き、絶対に押さえる5つのルール
- 敬体(〜です・〜ます)が原則。同期や仲のいい同僚でも、職場の寄せ書きはフォーマル寄りに
- 「お疲れさまでした」「ありがとうございました」は必ず入れる
- 退職理由には触れない(円満退職か否かは本人と会社が決めること)
- 今後について書くなら「ご活躍をお祈りしています」「これからもお元気で」など定型句で
- 社内政治・個人攻撃を匂わせる表現は厳禁。役員や人事が見ても問題ない内容で
退職の寄せ書きは、本人がSNSにアップしたり、家族に見せたりすることもあります。社外の人が読んでも違和感がないか、内輪ネタが過剰でないかを必ず確認しましょう。
上司・先輩への寄せ書き例文(15選)
上司への寄せ書きは、感謝を中心に組み立てます。「指導していただいたこと」「学ばせていただいたこと」を具体的に1つ書くと、定型句で終わらない印象的な一文になります。
直属の上司・指導してくれた先輩へ
1. 王道・お世話になった上司へ
○○課長、長い間本当にお世話になりました。 入社したての頃から丁寧にご指導いただき、心から感謝しております。 今後ますますのご活躍をお祈りしております。
「丁寧にご指導いただき」が、上司宛ての安全な敬語表現の核。
2. 具体的な学びを入れて
○○部長、長年のご指導ありがとうございました。 部長からいただいた「相手の立場で考える」という言葉、私の仕事の軸になっています。 これからも、ご教示を胸に精進してまいります。
上司の口癖や教えを引用すると、本人にだけ刺さるパーソナルな一文になります。
3. 厳しかった上司への感謝
○○課長、入社当時は厳しく感じていたご指導も、今では何より大切な財産だと感じております。 最後まで真剣に向き合ってくださり、本当にありがとうございました。
「厳しかった」と直接書かず「厳しく感じていた」と過去形+自分の主観に留めると角が立ちません。
4. プロジェクトを一緒に進めた上司へ
○○さん、○○プロジェクトでご一緒できたこと、忘れられない経験です。 難しい局面で冷静に判断される姿に、何度も助けられました。 ご退職後のご活躍も心から応援しております。
プロジェクト名を一つ入れるだけで、固有のメッセージに格上げされます。
5. 短く・しっかり敬意を
○○課長、長年お疲れさまでした。 ○○課長のもとで働けたことを誇りに思います。 どうかお元気で。
「誇りに思います」は、上司への最大級の敬意表現。
役員クラス・経営層の方へ
6. 役員への寄せ書き
○○取締役、長きにわたるご功績、心より敬意を表します。 ○○取締役のリーダーシップのもとで仕事ができたことは、私たちにとって大きな財産です。 今後ますますのご健勝をお祈り申し上げます。
役員宛は「ご功績」「ご健勝」など、よりフォーマルな語彙を選びます。
7. 役員への短文
長きにわたるご貢献に、心より感謝申し上げます。 今後ますますのご活躍をお祈りしております。
あまり接点がない役員には、短くフォーマルなまとめが安全です。
他部署の上司・遠くから見ていた先輩へ
8. 他部署の上司へ
○○部長、直接ご一緒する機会は多くありませんでしたが、社内でのお姿にいつも刺激をいただいておりました。 どうかお元気で、新天地でのご活躍をお祈りしております。
「刺激をいただいておりました」は、距離があった上司への自然な敬意表現。
9. 異動歴のある上司へ
以前○○部でご一緒した際、温かくサポートしていただいたこと、今でも忘れません。 本当にお世話になりました。 ご退職後の人生が、実りあるものでありますように。
「以前○○部で」と過去の接点を最初に示すと、長い関係の重みが伝わります。
10. 短く・落ち着いた敬意
○○課長、長年のご尽力、心から敬意を表します。 どうかお元気でお過ごしください。
「ご尽力」「敬意を表します」は、フォーマルで失敗しない言い回し。
親しみのある上司への、温かい一言
11. ランチによく行った上司へ
○○課長、ランチで何度も話を聞いてくださって、本当にありがとうございました。 あの時間が、仕事を続ける上での大きな支えでした。 また偶然どこかでお会いできる日を楽しみにしております。
「偶然どこかでお会いできる日を」は、関係を完全に終わらせない温度感の表現。
12. 飲み会で話してくれた上司へ
○○さんと飲みながら話した夜は、自分にとって本当に貴重な時間でした。 たくさんの言葉を、これからも胸に持って働いていきます。 本当にありがとうございました。
「飲みながら話した夜」は、距離が近かった上司にだけ使える表現。
13. 異動の節目で送り出してくれた上司へ
私が異動したときに、○○さんが「いつでも戻ってこい」と言ってくださったこと、ずっと支えになっていました。 本当にありがとうございました。 どうかお元気で。
上司の具体的な言葉を引用すると、本人にとって決定的な一文になります。
14. 短く・親しみを込めて
○○さん、長い間お疲れさまでした。 本当に楽しい職場でした、ありがとうございました。
「楽しい職場でした」は、職場の空気を作ってくれた上司への最高の褒め言葉。
15. 一行で
○○さんのもとで働けて、本当に幸せでした。お疲れさまでした。
「幸せでした」は強い言葉ですが、関係が深かった上司には自然に響きます。
同僚・同期への寄せ書き例文(15選)
同僚や同期への寄せ書きは、上司向けより少し砕けて構いません。一緒に苦労した出来事、相手の人柄、これからの応援。この3つで組み立てると自然です。
親しい同僚・同期へ
16. 王道・同期への感謝
○○、○年間お疲れさまでした。 同期として一緒に走れた時間、本当に楽しかった。 離れても、定期的に飲みに行きましょう。
同期には「同期として」を冒頭に置くと、関係性の重みがすぐ立ち上がります。
17. 一緒にプロジェクトをやった同僚へ
○○さん、○○プロジェクトでの夜遅くまでの作業、忘れません。 隣に○○さんがいたから、最後まで走り切れました。 本当にお疲れさまでした。
「隣に○○さんがいたから」は、戦友感のある表現で同僚向けに最適。
18. 困った時に助けてくれた同僚へ
わからないことを聞くと、いつも嫌な顔せず教えてくださってありがとうございました。 ○○さんがいる職場は、安心感が違いました。 次の場所でも、変わらずお元気で。
「安心感が違いました」は、同僚への素直な感謝の表現。
19. ライバルだった同期へ
同期として、いつも刺激をもらっていました。 ○○がいたから、自分も気を抜けずに走れた。 離れても、いい影響を与え合える存在でいたいです。
「気を抜けずに走れた」は、ライバル関係への自然な感謝表現。
20. 短く・気持ちのこもった一言
○○、本当にお疲れさまでした。 同じ職場にいられたこと、自分にとってすごく大きかった。
「すごく大きかった」のシンプルさが、かえって深く残ります。
他部署・他チームの同僚へ
21. 他部署の同僚へ
○○さん、直接お仕事をご一緒する機会は少なかったですが、社内でお会いするたびに、いつも丁寧に接してくださりありがとうございました。 どうかこれからもお元気で。
あまり接点のない同僚にも、丁寧さを感じていた一言があれば十分。
22. たまに仕事で関わった同僚へ
○○さん、合同プロジェクトでご一緒した際、いつも的確に動いてくださって本当に助かりました。 お仕事ぶり、心から尊敬しております。 どうかお元気で。
「お仕事ぶりを尊敬」はフォーマルでありながら温度のある表現。
23. 同じフロアだっただけの同僚にも
○○さん、毎朝のご挨拶、いつも気持ちのいい一日のスタートでした。 本当にありがとうございました。
「毎朝の挨拶」だけでも、書き手の観察と感謝が伝わります。
プライベートでも仲が良かった同僚へ
24. ランチ仲間へ
○○さんと毎日のランチ、本当に楽しかった。 しょうもない話と人生相談、半々の時間が懐かしいです。 卒業しても、ランチしに行きましょうね。
「しょうもない話と人生相談、半々」は職場の友人らしい温度感。
25. 飲み友達だった同僚へ
○○、何回飲みに行ったかわからないけど、ぜんぶ楽しかった。 会社辞めても、飲む頻度は変えないように。 お疲れさま。
親しい同僚にはタメ口でも自然です。ただし他の人に読まれる前提を忘れずに。
26. 子育てや家族の話をしてた同僚へ
子どもの話を共有できる仲間がいたこと、本当に救われました。 育児と仕事の両立、お互い大変だったけど乗り越えてきましたね。 またお互い、無理せずいきましょう。
ライフステージが似ている同僚への共感は、強い絆になります。
27. 趣味が合った同僚へ
○○さんと○○(趣味)の話ができた時間、本当に楽しかった。 お仕事の合間に話せる相手がいることが、こんなに救いだとは思いませんでした。 また○○ご一緒しましょう。
趣味で繋がる同僚には、その趣味の名前を必ず入れましょう。
迷ったときの万能テンプレ
28. 万能・短文
○○さん、本当にお疲れさまでした。 ○○さんと一緒に働けたこと、ありがとうございました。
迷ったらこれ。短くてもしっかり気持ちが伝わります。
29. 万能・中文
○○さん、長い間お疲れさまでした。 お仕事ぶりからも、人柄からも、たくさん学ばせていただきました。 新しい環境でのご活躍を、心から応援しております。
上司気味の同僚や、相手との関係性に迷うときの安全な型。
30. 一行で
○○さんと一緒に働けてよかった。本当に、心から。
ストレートな一行が、長文より響くことがあります。
後輩・部下への寄せ書き例文(10選)
後輩や部下が退職する寄せ書きでは、感謝+これからの応援+自分の経験から伝えたい一言、この3つで組み立てると自然です。説教にならないよう注意します。
31. 後輩への王道
○○さん、お疲れさまでした。 後輩として一緒に働けたこと、本当に良かったです。 これからの場所でも、○○さんらしさを大切に頑張ってください。
「○○さんらしさを大切に」は、後輩への王道のエール。
32. 真面目な後輩へ
○○さんの誠実さ、いつも見ていました。 どんな場所でも信頼される人だと思います。 新天地でもご活躍を願っています。
後輩の性格・強みを言語化すると、本人の自信になります。
33. 努力家の後輩へ
誰よりも早く来て、誰よりも遅くまで残っていた姿、ずっと覚えています。 あの姿勢があれば、どこに行っても大丈夫です。 お疲れさまでした。
観察していた一行があるだけで、後輩は強く救われます。
34. ムードメーカーだった後輩へ
○○さんがいる職場は、いつも明るかったです。 その空気を作ってくれた○○さんに、本当に感謝しています。 どうかお元気で。
「空気を作ってくれた」は、職場のムードメーカーへの最高の感謝表現。
35. ミスを一緒に乗り越えた後輩へ
○○さんと一緒に乗り越えた○○の件、本当に大変だったね。 あれを経験した○○さんなら、これから先のどんな仕事も大丈夫だと思います。 お疲れさまでした。
「あれを経験した○○さんなら」は、共有した試練を強みに変換する表現。
36. 直接接点が少なかった後輩へ
あまりお話しする機会はありませんでしたが、いつも一生懸命お仕事されている姿を拝見していました。 新しい場所でも、変わらずご活躍ください。
「拝見していました」は、距離があった相手への丁寧で誠実な書き出し。
37. 短く・心からの応援
○○さん、お疲れさまでした。 あなたなら、どこでも輝けます。
「どこでも輝けます」のシンプルさが、応援として強い。
38. 進路を応援する型
新しいキャリアへの一歩、心から応援しています。 挑戦する○○さんの姿、私たちにも励みになりました。 お疲れさまでした。
退職を「挑戦」と言い換えると、ポジティブな送り出しになります。
39. 締めの定型
○○さん、長い間本当にお疲れさまでした。 新しい環境でも、お体に気をつけて頑張ってください。
迷ったらこれ。「お体に気をつけて」は、後輩への気遣いとして自然。
40. 一行で
○○さんと一緒に働けて、本当に楽しかった。お疲れさま。
後輩でも、関係が近かった人にはこの一行で十分。
退職の寄せ書きで避けるべき表現
- 退職理由を匂わせる表現(「大変だったね」「○○のことがあって、本当に...」など)
- 「終わる」「切る」「死ぬ」「失う」など、節目で使う忌み言葉
- 個人攻撃や、誰かを比較するような書き方(「○○課長と違って、○○さんは...」など)
- 業務上の批判(「会社のあのやり方は...」など)
- 次の会社・新天地に対する余計な情報(「次の会社、給料いいらしいね」など)
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無料で寄せ書きを作るよくある質問
- Q. あまり関わりのない人への退職寄せ書き、何を書けばいいですか?
- A. 「直接ご一緒する機会は少なかったですが、いつも社内で丁寧に接してくださり感謝しております」のような、控えめなお礼で十分です。距離があった相手に無理に踏み込まず、相手のお仕事ぶりや人柄を一行褒める形でまとめましょう。
- Q. 送別会で渡す寄せ書き、紙とオンラインどちらがいいですか?
- A. リモートワーカーや他拠点のメンバーがいる職場では、オンライン寄せ書きが圧倒的に集めやすいです。Okurun のようなサービスなら、URLを社内Slackで共有するだけで全員が書け、PDFで印刷して当日渡すこともできます。
- Q. 退職理由がリストラなど、ネガティブな場合の書き方は?
- A. 退職理由には一切触れないのが鉄則です。「お疲れさまでした」「これまでありがとうございました」「新しい場所でのご活躍を願っています」の3点で構成すれば、どんな退職理由でも違和感のないメッセージになります。
- Q. 上司に対して、敬語が不安です。
- A. 「○○課長、長い間お世話になりました。ご指導ありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈りしております」だけでも、十分丁寧な寄せ書きとして成立します。複雑な敬語を使うより、シンプルで間違いのない表現に絞る方が安全です。



